千葉と世界を繋ぐ!”ちばフェアトレードコーヒー”でほっこり。
こんにちは!mikiです。
心も体も温まる、こだわりの詰まった素敵なコーヒーを見つけました。
日本でも広がりつつあるフェアトレード
ところでみなさんは「フェアトレード」という言葉をご存知でしょうか?フェアトレードは直訳すると「公平・公正な貿易」。Fair trade Japanでは
「開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す『貿易の仕組み』」
と定義されています。
私たちの日常には、食べ物や衣類など沢山のものが世界から届けられ、時にとても手頃な値段で販売されています。私たち消費者は「より安いもの」を好みがちですが、その一方で貧しい生産国ではその安さを実現するために、人々に低い賃金しか支払われていなかったり、生産性向上のために環境が破壊されていたり、人権が侵害されていたり…という事態が起きている可能性があるのです。
そんな状況の解決手段として考えられたのがフェアトレードです。第2次世界大戦後にアメリカのNGOから始まり、ヨーロッパへ広がり、日本にも1990年代にフェアトレード団体が立ち上がりました。
今、日本のフェアトレード市場が熱い!?
フェアトレードの認証制度として「国際フェアトレード認証ラベル」という基準があります。Fairtrade Cotton Initiative によると、2017年時点で認証に参加している生産者組織は世界75ヵ国計1599団体で、同年の市場規模は総額225億円だったと言います。
欧米に比べてなかなか広がらないと問題視されてきた日本のフェアトレード市場も近年注目が高まっており、2018年(1月~12月)の国内の国際フェアトレード認証製品市場規模は推定124億3600万円。約10年で6倍以上に成長したそうです。消費財メーカーのユニリーバやアウトドアブランドのPatagonia、スターバックス・コーヒーなど、他にも様々なブランドが多様な商品を扱っています。
「ちばフェアトレードコーヒー」とは?
今回私がいただいたのは「ちばフェアトレードコーヒー」。「フェアトレードちば」が昨年から販売しているコーヒーです。
選ぶことで世界を変える!フェアトレードちば
「フェアトレードちば」は千葉県を中心にフェアトレードのあるライフスタイルを広げる活動を行なっているNPO任意団体です。フィリピンに拠点を置く特定非営利法人ハロハロから2019年に独立し、フェアトレードに関する情報発信やイベントなどを行なっています。毎年5月には千葉県のフェアトレード団体を集めたフェアトレードの祭典「フェアトレードフェスタちば」を開催しています。
実は筆者は以前こちらでボランティアスタッフとしてお世話になっていました。とっても素敵な団体なので、気になる方はぜひHPをご覧ください(^^)
ちばフェアトレードコーヒープロジェクト
「ちばフェアトレードコーヒープロジェクト」はフェアトレードちばが「身近な食品『コーヒー』から、ちばと世界をつないでみよう!」というコンセプトで2019年に始めた企画。コーヒー豆選定会から始まり、包装も地域の人々から公募したデザインから決定したそうです。
コーヒー豆はペルー産のティピカ種「カフェ・オルキデア」。株式会社KMC(顔が見えるコーヒー)を立ち上げた高橋克彦さんがペルーの現地生産者と共に作っているそうです。焙煎は自家焙煎珈琲・自家茶畑静岡茶・直輸入紅茶を販売している千葉の「れたす」さん、包装はフェアトレード団体「はぁもにぃ」さん、監修は軒先珈琲×まちライブラリーさんと、地域とフェアトレードへのこだわりがすごい!
まさに地域と世界をつなぐコーヒー。素敵です!
実は私がこちらを購入したのは昨年のフェアトレードフェスタ。もったいなくてずっと温めていたものを、やっと解禁しました(笑)
飲んでみました!
パッケージがとてもかわいい!温かみのあるデザインが素敵です。
気になるお味の特徴は「香り、コク、酸味のバランスが取れたコーヒー」とのことでしたが、すっきりとしていて飲みやすく、ブラックが苦手な筆者でもそのままでとても美味しくいただけました。
美味しいだけじゃくて、誰かのためになっている…そう思うとなんだか幸せな気持ちになります。ぜひ色んな人におすすめしたいです。
さいごに・・・今日からできるちょっといいこと。
先ほどもご紹介しましたが、コーヒー以外にもフェアトレード商品は色々なものがあり、最近はイオン等の身近なスーパーでもフェアトレード商品が置かれています。これからのバレンタインシーズンは、フェアトレードのチョコレートを大切な人に送るのも素敵ですね🍫💕
私たちのちょっとした選択で、きっと世界の誰かを幸せにできるフェアトレード。気になる方はぜひチェックしてみてください(^^)
ちなみに今回ご紹介した「ちばフェアトレードコーヒー」は、フェアトレードちばのオンラインショップから千葉県外の方もお取り寄せすることが可能です。
まだまだ寒い日が続きそうな2021年の冬。お家時間に、心も体も温かくなる美味しいコーヒーはいかがでしょうか?
それでは!
〈参考〉